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インプリンティング~内側への気づき

イブ・ジェントリーが残した功績の中にインプリンティングというものがあります。

呼吸に追随した脊柱の動きのことをいうのですが、 私はイブのコンセプトを学ぶまでインプリンティングを誤解していました。
インプリントと呼ばれたり、Cカーブとか呼ばれたりするいわゆる意図的に骨盤をカールさせるものと混同していました。
これを初めて知ったとき、いろんな思いでいっぱいになりました。
機能解剖(頭)と動き(体)がつながったこと。
でも、頭が身体の本来動きたいムーブメントに動かしてあげられていなかったことの反省。
お腹に圧をかけながらカールしていたから首が重だるかったんだという気づき。
本来の動きが目覚めた時の身体の清々しさ。こうやって機能って目覚めていくんだという感動。

イブのコンセプトは私の心と身体に様々な気づきを与えてくれました。
脊柱のわずかな動きに気づくことは、私に心身の開放をもたらしました。

 

インプリンティングについて、それを体験した方のお話がとても興味深く、まさにイブの作ったコンセプトだなぁと感じた出来事がありましたのでそれをシェアいたします。
*ご本人に記事のアップの許可をいただいています。

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Aさんはフィットネスインストラクターの長いキャリアをお持ちであり、ピラティス指導歴も10年以上という方です。
去年の3月に「ピラティスコンセプト2日間コース」というB-collegeのセミナーを岡山にてオーガナイズさせていただいたのですが、そんなキャリアの長い彼女にこそ受けていただきたいコースだったので、お誘いしました。
 ご自身もこのコースを楽しみにしてくださっていたのですが、開催10日くらい前に
「腰を痛めてしまって、いけないかもしれない」という連絡がありました。彼女は何年か前にヘルニアを患っています。
休まなければいけない時期に、仕事が休めず痛い身体に鞭を打って動いていたそうです。
内心、このコンセプトコースの実践が絶対彼女の腰痛改善のお役に立つ!と思っていたのですが、それは彼女の決めること。強要はせずにいました。
何とか行けそうという事で当日は参加いただくこととなりました。

ここからは彼女の感じたことを書いていきますが、
当日は見ていて痛々しいほど体を前にかがめて恐る恐る受付まで歩いておられました。
その時の状態として、約500グラムほどの普段なら軽く感じるCDケースを持つことすらも腰に痛みを感じる状態だったそうです。
コルセットを巻いていないと歩けないほどだったそうです。
もちろん、彼女の状態のことはコンセプトコース講師の北佳子さんには伝えておりました。
佳子さんはAさんに実技中コルセットを外させることは強要せず、自分の体がコルセットを外したいと思ったら外してくださいと言ったそうです。
その言葉をもらった時点でAさんは佳子さんに対して心地よさを感じていたようです。

そして、コースが始まり実技に入ってまず行われたのが「インプリンティング」でした。

心地よい呼吸と脊柱の動きを誘導する佳子さんの言葉の中に
「まず何かをする前にそこにいることを受け入れ、受け身になりましょう。そのままでただそこに居ましょう。」というキューイングがあり、その言葉が彼女の心を溶かしたそうです。

「指導者であるにも関わらず、自分が腰痛になってしまうなんて恥ずべきこと。」
と自分を責めていたそうですが、
佳子さんにそのままでいいんだよと言われたような気がして、その言葉にどっと涙があふれだし止まらなかったそうです。
彼女が初めての感覚を体験したのが「サイドインプリンティング」
横向きになって脊柱の動きを追いかけていた時に、背骨に空気が入っていく感覚があり、
サイドインプリンティングを終え、起き上がって座ったときに脊柱にエネルギーが通って、頭が軽いと感じたそうです。
初めての感覚に驚いたそうです。

1日目から「目からウロコ!」を連発していたAさんですが、(目の大きい方ですので、ほんとウロコが落ちるんじゃないかとこちらが思うくらい目をまん丸にして連発しておりました(笑))
驚きは翌日にもあったそうです。

怖くて外せなかったコルセットを外してみようと思えるようになり、外したら昨日までの痛みが嘘のように消えていたそうです。
ここでもきっと彼女の目がまん丸になっていたと予想されます。

それからの彼女はもう、もう、
「ピラティスLOVE!」
「佳子LOVE!!」
「イブLOVE!!!」になり今日に至ります。

コンセプトコースの中で佳子さんが椎間板ヘルニアの手術をした後の
多裂筋、腹横筋、骨盤底筋センサーOFFの話をされてらっしゃったのですが、
Aさんのお腹はまさに多裂筋スイッチオフの状態になっており、お腹はキューピーちゃんのようにぽっこりしていたそうです。
そんな方にお腹を締めるキューイングをしても無駄なことがわかります。
彼女はまさにインプリンティングで眠っていた機能を取り戻したのでした。
その後はすっかりお腹が締まる感覚も戻ったそうです。

彼女がインプリンティングで感じたことは、体の変化だけでなく自分を責めていたという苦しい心までも解放したこと。
ここにイブのコンセプトや哲学を感じます。
そのコンセプトを理解されている佳子さんだからこそのキューイングだとも思いました。

彼女の素晴らしい体験をこちらも目の当たりに出来てよかった出来事でした。

 

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まだまだ勉強中の私ですが、一昨年から今年にかけて有難いことにサンタフェへ勉強に行かせていただきました。
数々の名だたるティーチャーからピラティスを学んだ中で私が一番心に残っている言葉。

「頭で考えないで。身体がどう動きたいのか受け身になって。感じ取れるまで待って。」

これがいわゆるインプリンティングを始めたとしたイブのコンセプトなのだと、月日を追うごとに感じられています。
同じような日常の中でこれらがより強く感じられる日もあるし、 これって何も身体だけの事じゃないな、生き方そのものなのだなと改めて感じる日もあります。

 

「道」と名の付く日本の伝統的文化や武道も型を学ぶことが目的ではなく、型の学びを通して生き方を学ぶこと(なのかな?と全く道と名の付く習い事をしていない私がいうのもなんですが・・・)
ピラティスもピラティス道だなぁと思ってしまいました。

内側への気づきは、身体の目覚めでもあり、生活や人生の気づき、根底や軸にも繋がっているのだなぁ。。。

 

 

 

 

先日サンタフェ在住の佳子さんとスカイプでお話をしていたのですが、その時にサンタフェの青空をライブで見せてもらいました。
もう懐かしいし、いとおしいし、また行きたいっ!!!

イブが作り上げてきたいわばピラティスのルーツ、聖地でもあるサンタフェ!
過去の画像を引っ張り出して、行った気持ちになろう。。。

IMG_8959            ほんと空がきれい!!!

 

 

サンタフェ一望小            夕日も良かったなぁ~

 

 

IMG_3212サンタフェ青空おふざけ         い、いかん。おふざけゆうこがにょきっと顔をだす。。。  

 

そんなこんなで、毎日楽しいピラティス道!!!がんばります!
 

 

 

Kuaのミッション

ピラティスの本質を伝え、身体の仕組みに則った動きを通じて人間本来が持つ免疫力を高めることで、老若男女問わず多くの方の健康増進に貢献します。

その結果、超高齢化社会を迎えた日本において、また、すべての女性が輝く社会において健康に自立した生活を送れる方が増加することにより、医療費や介護費用の負担を大幅に削減できる社会の実現に貢献します。